梨農家の1年

1. 

   授粉(じゅふん)
   4月頃

   ハチなどの昆虫が受粉をしてくれますが、確実ではありません。
   人の手で授粉をしていきます。
   梨農家の一年の始まりです。

2. 

   摘果(てきか)
   5月頃

   受粉が終わると、梨の実が大きくなってきます。
   8個くらいの実から、1個の実を選別します。
   美味しい梨のオーディションです。

3. 

   袋かけ(ふくろかけ)
   6月〜7月頃

   6月から7月にかけて果実に袋をかけます。
   袋かけは虫の害を防いだり、きれいな果実にするために必要な作業です。
   そして、梨はどんどん大きくなっていきます。

4. 

   収穫(しゅうかく)
   8月〜10月頃

   8月から10月にかけて収穫します。
   1年で1番ワクワクする季節です。
   品種によって、甘さも香りも食感も様々です。
   梨の品種の中には収穫時期の短いもの(10日前後)もあります。
   旬の移り変わりを楽しんでください。

5. 

   施肥(せひ)
   11月頃

   来年の梨のために肥料を与えます。

6. 

   剪定(せんてい)
   12月〜3月頃

   12月から3月にかけて枝の一部をハサミで切ります。
   切り落とすのは弱った枝や他の枝を邪魔する枝です。
   この作業をきちんとしないと、枝は好き放題に伸び、美味しい実をつけてはくれません。
   この作業が終わると、春を待つばかりです。